横浜カントリークラブ 東コース
都心から近い好立地にも関わらず、豊かな自然に囲まれた庭園コース
横浜カントリークラブの魅力は、都心から40分前後で行ける好立地の場所に広がる庭園風のゴルフ場で優雅に一日を過ごすことができることだ。しかも東西18ホールの36ホールを有していることからトーナメントも数多く開催され、一度プレーしてみたいと思うゴルファーが増え続けている。
横浜CCの開場は1960年(昭和35年)。まさに日本の第1次ゴルフブームが始まった直後のことだった。最初に東コース9ホールで開場後、1965年(昭和40年)に東コース18ホール、西コース18ホールの36ホールが完成。その完成記念も兼ねて東コースで「チャンピオンズトーナメント」が行われ、当時人気絶頂の陳清波プロが優勝したこともあって多くのギャラリーを集めた。1971年(昭和46年)には西コースで「関東プロ選手権」が行われ、青木功プロがプロ初優勝を遂げた。以降、「ペプシトーナメント」や「サンスター日米対抗ゴルフマッチ」「ソニーチャリティークラシック」などの会場となり、1978年に「日本オープン選手権」の開催コースとなって、名実ともに名門倶楽部の仲間入りを果たした。その後も「かながわオープン」を始めとして数多くのトーナメントが行われた。東コースでは1992年(平成4年)と1993年(平成5年)に「ヨネックスレディスオープン」が開催され、横浜CCは首都圏在住の女性ゴルファーにも憧れのコースとなった。
東コースが更なる人気コースとなったのは、2000年(平成12年)から着工した設計家の佐藤謙太郎氏によるベントの1グリーン化改造工事が翌年完了して、乗用カートでのプレーが開始されたからだった。改造によって高低差は少なくなったが、乗用カートの利用によって楽にプレーできるようになった上、佐藤氏の大胆なデザインによってより戦略性が増した。アウトコースは3,121ヤード(レギュラーティーからは2,955ヤード)、インコースは3,322ヤード(レギュラーティーからは3,097ヤード)、トータル6,443ヤード(レギュラーティーからは6,052ヤード)と距離的には長さを感じないが、1グリーン化によってバンカーが深くなったりグリーンのアンジュレーションが複雑になって速いグリーンと相まって、期待して臨むほど好スコアを出すのは容易ではない。返り討ちに合うゴルファーは少なくない。
特に気を付けたいのは10番354ヤード(レギュラーティーから329ヤード)の軽く右にドッグレッグしていて打ち上げていくパー4ホール。距離は短いがグリーン左手前に深いガードバンカーがある。ティーショットが右に行きやすいので要注意。この出だしのホールでつまずくとその後のプレーに影響するだけに慎重に攻めたい。
基本情報
設計者 | 相山武夫 竹村秀夫 |
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全長 | 6443ヤード |
ホール数 | 18 |
パー | 71 |
コースレート | 72.8 |
形状 | 丘陵 |
グリーン | 1ベント、1高麗 |
練習場 | 12打席 |
メタルスパイク | 不可 |
コースレイアウト
推奨ホール D:ドラコン N:ニアピンOUT | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
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PAR | 4 | 3 | 4D | 4 | 4 | 3N | 5 | 4 | 4 | 35 |
HDCP | 9 | 15 | 3 | 7 | 1 | 13 | 5 | 17 | 11 | |
Back | 364 | 171 | 442 | 325 | 345 | 162 | 530 | 324 | 388 | 3051 |
Regular | 349 | 160 | 425 | 311 | 318 | 145 | 515 | 313 | 370 | 2906 |
IN | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 計 |
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PAR | 4 | 5 | 3N | 4 | 4 | 3 | 5 | 4 | 4D | 36 |
HDCP | 10 | 4 | 16 | 2 | 14 | 8 | 6 | 18 | 12 | |
Back | 354 | 487 | 140 | 388 | 352 | 193 | 566 | 406 | 436 | 3322 |
Regular | 329 | 471 | 124 | 370 | 325 | 176 | 511 | 385 | 406 | 3097 |