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ここまで日本庭園を感じながらプレーできるゴルフ場は他にはない。

四方を小高い自然の山々に囲まれ、緩やかな南斜面の広大用地を一望に見渡せる土地に涼仙ゴルフ倶楽部は造られた。周囲の高低差も20メートル程度と、ゴルフ場としては理想的な土地に、設計家の基本理念である「自然回帰」の考えのもと、周りの美しい自然と同調するようなゴルフ場をコンセプトに設計された。周囲の景観だけでなく、防災的にも問題がないよう池も多く配置されている。

昨今のゴルフ場は、玄関周りやクラブハウス前は庭園のように造られているゴルフ場が多い中、涼仙ゴルフ倶楽部はコースも庭園のように造られており、プレー中も日本庭園の雰囲気を感じながらラウンドできる。

アウトコースはロマンチックをコンセプトに造られている。3番、8番ホールのグリーン奥の十糸の滝、九天の滝から流れ落ちた瀑布が清水となって、木立の中を、庭園の中を、或いはコースをめぐりながら７つの多彩な修景池に注いでいる。ゆるやかに起伏する大地と満々と水を湛えた修景池、その水面に映し出される四季折々の美しさが、プレーヤーをファンタスティックな世界に誘う。数多くの巨大な名木・銘石と名匠の粋を凝らした数寄屋建築の亭舎は、個々に存在を主張しながら周囲の景観と調和をとり合ってたたずんでいる。自然美と創造美が織りなす桃源郷にひたり、プレーを楽しんでいただける情緒溢れるロマンチックなコースだ。

インコースはドラマチックをコンセプトに造られている。鳴琴湖に浮かぶ竹露島を見ながら豪快なティショットを求められる１１番６００ヤードのロングホールをはじめ、雄大な早秋湖の懐に抱かれた１２番１９９ヤー ドのショートホール、早秋湖畔の赤松林に飾られた絶景の１３番ホール、林間をうねりながら横たわる１７番４２４ヤードのミドルホールなど魅惑的で挑戦意欲をかきたてるホールが連続し、波瀾に満ちたゲームの舞台となるドラマチックなコースだ。果敢に攻めていくか、着実にいくか、クラブ選択のおもしろさから成功の喜びまでの多彩なドラマを演出していける。

南北軸を中心に360度各方位にバランスよくホールが配置されているおり、プレー後にすべてのホールを思い出せるように造られている。また、アンバランスなホール構成にすることで、追い風になったり向かい風になったり、横からの風になったりして、ドロー系の人が有利、フェード系の人が有利など、コース全体を通して限られたプレーヤーだけが、打ち球次第で有利にならないようにコースセッティングされている。

スターティングホールで朝日に向かってボールを打つようなホールは造らず、逆に最終ホールに近づくにつれて、西日に向かってボールを打つホールも避けている配置にしている。

練習場は中嶋常幸プロから「日本一の練習場」と評されたほど立派な練習場で、距離も300ヤード近くあり、ラウンド前に思い切り振っていける練習場になっている。

平成13～平成18年までマンシングウェアレディース東海クラシックや平成6年～平成12年までは雪印レディース東海クラシックなどのトーナメントも開催されたトーナメントコースとしても有名だ。

基本情報

コースレイアウト

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