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距離と正確なショットが必要な、国内でも有数の
本格的チャンピオンシップコース

千葉カントリークラブ梅郷コースは2014年（平成26年）の「日本オープン選手権」の開催コースである。梅郷コースでは1962年（昭和37年）にも「日本オープン選手権」（優勝・杉原輝雄）が行われているほか、2011年に男子ツアー競技の「ダイヤモンドカップ」（優勝・小田孔明）の舞台にもなっている。名実ともに、関東地区と言うより日本を代表するチャンピオンシップコースとして君臨している。

梅郷コースの開場は1960年（昭和35年）。その2年後にナショナルオープンの「日本オープン選手権」が行われたのは信じられないような話だが、それだけ開場当時からチャンピオンシップコースとしての体を成していたということである。梅郷コースは平坦な肥沃な地に植林された松の大木の林を切り開いて造られ、松の大木の林の帯とともに設計にあたった安田幸吉氏のバンカーや池を巧みに配する優雅なデザインが相まって、開場当時から新設コースとは思えない風格を漂わせていた。

野田コースが古くからの会員に愛されるコースであったのに対し、梅郷コースは開場当時からチャンピオンシップコースの評価を得たコースということもあって、絶えず外に向かって存在感を示すような改修を行ってきた。その最たるものが、ここ数年多くのコースが取り組んできた2グリーンの1グリーン化である。梅郷コースでは2002年（平成14年）にニューベントの1グリーン化に着手し、2004年（平成16年）にそれまでのイメージを一新するベント芝の1グリーンのコースが誕生した。1グリーン化によってグリーン自体は大きくなったが、ガードバンカーが絶妙の位置に配されている一方、ホールによって形状の異なるグリーンが浮き上がったようになっている。グリーンのアンジュレーションも大きくなって、パーオンを狙うショットやアプローチショットが格段難しくなった。翌2005年（平成17年）のシーズン最終に開催された「HITACHI　3TOURS　CHANPIONSHIP」では各ツアーを代表するプロから絶賛の声が上がった。

コースヤーデージは、チャンピオンシップティーが7111ヤード（アウトコース：3579ヤード・パー36、インコース：3532ヤード・パー36）・パー72で、コースレートは73．4と今の時代に相応しいタフさを誇っている。ちなみにバックティーからは6742ヤード、レギュラーティーからは6374ヤード、フロントティーからは6007ヤードとなっているが、フラットな地形の松林が取り囲む各ホールがレイアウトされている。ティーグラウンドに立つと距離表示より長く感じるが、実際にプレーしてみると、さらに長く感じる。戦略性の高さもあり、レギュラーティーからといえども、なかなか満足できるスコアは出ない。

基本情報

コースレイアウト

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