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10数個の大小の池が並ぶ2006年から3年間で大改造された千葉の名門

千葉カントリークラブには野田コース、川間コース、梅郷（うめさと）コースの3コースあるが、川間コースは千葉県内で3番目となる1955年（昭和30年）に本開場した野田コースに次いで、富澤誠造氏の設計によって造られた18ホールが千葉県内4番目となる1957年（昭和32年）に本開場した。1957年と言えば、霞が関カンツリー倶楽部で行われた第5回「カナダカップ」で日本の中村寅吉プロが個人優勝、中村寅吉プロ・小野光一プロのペアが団体優勝を果たし、日本に最初のゴルフブームが沸き起こった年だった。それだけに、開場当時から川間コースは首都圏の法人関係のゴルファーたちの人気コースとなった。

コースは千葉県野田市の国道16号線近くのすぐ西側に江戸川が流れる五駄沼近くのまったく平坦な広々とした用地に造られ、当時ではとても長い7,000ヤード台の広いフェウェイの林間コースとしても話題となっていた。その後、1975年（昭和50年）に余地と従来の18ホールの用地を活かした9ホールが増設されて東・西・南の各9ホールからなる27ホールとなった。その後しばらくはそのまま営業されていたが、2006年（平成18年）から3年間にわたって東、西、南の順に9ホールをクローズしながらペンA‐2芝のベントグリーンの1グリーン化とともに大幅な改造がなされた。コース内には10数個の大小の池がホールに絡んでいる。距離も延長された上に、特に南コースはそれまでのホール構成にとらわれない大幅な改造がなされ、半円形のクラブハウスが新しく造られたことも重なって、川間コースは1グリーン化とともにまったく表情の違うコースとして生まれ変わった。

リニューアルされた東コースはチャンピオンシップティーから3,515ヤード（バックティーから3,320ヤード、レギュラーティーから3113ヤード）、西コースは3,457ヤード（B.T.3,248ヤード、R.T.3,067ヤード）、南コースは3,516ヤード（B.T.3,280ヤード、R.T.3,105ヤード）となり、コースレートも東・南＝73.2、南・西＝73.0、西・東＝73.0と、野田コースや梅郷コースに引けを取らないコースとなった。

クラブハウスの建て替えとコース改造とともに練習場も改造され、クラブハウスのすぐ横に17の打席がある240ヤードのレンジがある。各コースのティーグラウンドを見渡すことのできるクラブハウス2階のレストランでゆっくり寛いでから、練習場でたっぷり打ち込んでからスタートホールに向かおう。

基本情報

コースレイアウト

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