アスリートゴルファーを指導している管理栄養士からの秘密のスコアアップ術 ゴルフ上達の栄養学

その8スポーツをする上で肥満が及ぼす影響

(1)具体的な目標をたてる

私がサポートしているプロの選手にも言うことですが、目標を達成するにはまず具体的な目標を立てることです。そして、その目標をいつまでに達成するか。この「いつまでに」を明確にすることが目標達成の大きなポイントとなります。食欲の秋で旬の美味しいものを沢山食べたいけど、体重が気になるという方も多いと思いますので、分かりやすく体重を例に説明しましょう。

「痩せる」という目標よりは、「◯kg痩せる」という数値を出した方がモチベーションも上がるというのはお分かりかと思います。 さらには「1年10kg落とす」という期間があると、実践もしやすくなります。「1年で10kg…。ということは、月に約800g程度痩せればいいんだな。なんだ、そんなに難しくないぞ!」となるわけです。逆にここで無謀な計画だと気づいた方は目標を修正すればいいのです。

そして月に約800gであれば、1カ月4週間あるわけですから、1週間に約200gずつ落とせばいいことが分かり、よしこれなら出来そうだ!やってみよう!となるのです。 体重を落とすには、運動だけ、食事だけという一つの方法よりは、運動と食事コントロールを同時に行なうことがポイントです。体脂肪1kgは、カロリーになおすと7200キロカロリー。つまり体重(体脂肪)を1kg落とすには、7200キロカロリーを運動で消費するか、食事を減らすかということになります。 ちなみにダイエットをしたい方がよく行なっているジョギングの場合、30分行なうと約180キロカロリーを消 費します。つまりジョギングだけで体重(体脂肪)を1kg落とすにはジョギングを20時間も行なわなければならない計算になります。運動だけで体脂肪を落とすのが、いかに大変かがお分かりかと思います。

では、食事ではどうでしょうか。ごはん1杯は240キロカロリーです。毎食茶碗1 杯ずつ食べている方は毎食茶碗2/3 杯にすれば、1日240キロカロリー減らすことができます。つまり30日、ちょうど1カ月で7200キロカロリー減らすことになり、ちょうど体重(体脂肪)が1kg落ちる計算になります。こう考えると取り組んでみようと思れる方もいらっしゃるかと思います。

この運動と食事を組み合わせた場合はどうでしょうか。同じ目標であっても、運動も食事もどちらかだけに負担をかけることに比べて、精神的にずいぶん楽な感じを受けると思います。運動するメニュー1具体的な目標をたてる2時間も食事をおさえる量も少なくなり、上記のように、食事だけでもダイエット効果はありますが、負担も軽くなる気がするでしょう。そしてこの、「簡単だ!ちょっと頑張ればできるかも!」と軽い 持ちで考えられることが、継続でき、目標を達成できるポイントなのです。

いかがでしょうか。このように、目標を設定したらそれをクリアするために何が必要かを書き出して、自分が簡単に出来るコース、続けられるコースをいかに選ぶ方が大切なのです。 また「月ラウンドを4 回!」という目標をたてたのならば、あらかじめ手帳に年間のスケジュールを書き込んでしまってもよいかもしれません。プロの選手も週4 回の筋力トレーニングを行なおうとしても疲労が溜まってきて思うようにトレーニングに気持ちが向かないこともあります。そういうことを防ぐために、チームメイトで声を掛け合い、誘い合ったりしてトレーニングを頑張る時もあります。ですのでみなさんの場合も、ゴルフ仲間と協力し合うのも目標達成のためには有効かと思います。

【その8】(2)毎日スポーツをする上で肥満が及ぼす影響 その2へ続く

マイページ

ログインID(メールアドレス)
パスワード

パスワードをお忘れの方はこちら

新規入会

事務局へのお問い合わせはこちら

エリア検索

  • 関東
  • 関西
  • 北陸・中部
  • 北海道
  • 東北
  • 中国・四国・九州・沖縄
イベント予定表
カリスマ プロゴルファーがゴルフの悩みを一発解消 悩み解決 Q&A
間違いやすいルールとマナーを完全習得
イベント開催レポート
THE COURCE
  • お客様の喜びの声
  • 運営責任者ご挨拶
  • スタッフ紹介

このページの先頭へ