(3)たんぱく質とビタミンC
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たんぱく質の摂取方法として、量とタイミングを覚えたら、次に大事なことは組み合わせです。
たんぱく質を摂るときは、ビタミンCと一緒に摂ると効果的です。ビタミンCは、いちごやキウイ、オレンジなどのフルーツや、キャベツやブロッコリーなどの野菜、じゃがいもなどにも含まれています。ですから、たんぱく質が多く含まれる肉や魚などのおかずを食べる際には、上記のビタミンCを含む野菜を使ったサラダやお浸しを添えたり、食後にフルーツをとるようにしましょう。そうすることで、吸収が高まり、効率よく身体が作られることにつながります。なお、このビタミンCはまとめて摂取するのではなく、回数を分けてこまめに摂るとよいです。
ただし、ビタミンCは熱に弱いので、炒めたり焼いたりすると破壊されてしまいます。ですので、ビタミンCを多く含む野菜は短時間で煮たり炒めたりするなど、さっと加熱する程度にしておきましょう。ただし、じゃがいもが持つビタミンCだけは熱に強いので、あわせて覚えておいてください。
ちなみにこのビタミンCは、広く知られている風邪の予防や回復、ストレスの緩和に役立つだけではなく、鉄の吸収も高め、貧血予防にもつながります。さらにコラーゲン(たんぱく質の一種)の吸収も高めるため、肘や膝、腰痛などの痛みの緩和や予防にもなるのです。
以上のように、身体づくりの材料であるたんぱく質は、摂取する量とタイミングをしっかりと把握し、ビタミンCと一緒に摂ることで効率よく身体をつくっていくことができます。またそれによって、疲労回復ができ技術アップにもつながります。
ぜひ今までの内容に加えて今回の内容も実践していただき、皆さんのゴルフ上達にお役立てください。